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2022.07.15

日当たりを考えた土地購入で押さえておきたいポイント

みなさん、こんにちは。

株式会社ホームズです。


さて、今回は、前回のテーマ【部屋の日当たりと明るさの考え方】にプラスした情報のご紹介です。

多くの方が家を建てるとき、立地条件、利便性、交通アクセスなどを踏まえて土地を購入します。

もちろん、この中に「周囲の建物や日当たりの良さから土地を購入する」という項目も含まれます。


太陽光を多く取り込むことのメリットは

・部屋が明るくなる

・洗濯物が乾きやすい

・健康でいられる

などありますが、日当たりの良さは生活の満足度を上げることにも繋がるのでとても大切です。


ただ、土地の方角は注意しなくてはいけないポイントでもあります。

南向きの家は日当たりが良く、実際に南側に面した土地の人気がとても高いのも事実。

日本は、北半球に位置していて、東からのぼった太陽は南よりで移動しながら西に沈んでいきます。なので、南側は太陽の当たる時間が多くなります。


【南向き】

1日を通して最も日当たりがいい方角。土地選びをされる方が最も好む方角でもあります。

南側にリビングと庭を作ることによって、洗濯物もよく乾き、部屋の日当たりも最高で冬場暖かく過ごせます。

が、夏場は日差しが強く照り付けるので、部屋の中の温度があがってしまい、家の中で熱中症にかかってしまうことが...。



【東向き】

南向きの次に日当たりのいい方角が東です。

朝日が差し込みやすいので、1日の始まりが明るくなります。

午前中は日当たりがいいので、南向きにベランダなどが作れない場合は東側に作ると洗濯物が乾きやすくなります。

ただ、夕方の光が入りにくくなるので、午後になるにつれて部屋がだんだん暗くなってしまいます。



【西向き】

東向きとは逆で、午後になるにつれて日差しが入り込んでくるので、冬場は室内の暖かさが長く続きます。

夕陽を楽しめるメリットもありますが、朝日が入りにくいので午前中は部屋の中が暗くなってしまう傾向があります。



【北向き】

1日を通して日が差し込みにくいのが北側です。ですが、夏場は比較的涼しく過ごすことができるメリットがあります。

北側は、日当たりに左右されない玄関や駐車場、物置などを配置されるケースが多い傾向にあります。



このように、日当たりだけで考えれば南からの日差しを多く取り込める土地がいいに越したことはありません。

ですが、日当たりが常にいい土地を選んでも、必ずしも快適かと言えばそうではありません。

なぜなら日本には「四季」があり「日当たりの条件」は変わってくるからです。


日の出から日の入りまでが一番長い夏至。太陽がもっとも高い位置にある季節なので、南側に限らずどの方角からも日差しが入りやすくなります。

逆に、日の出から日の入りの時間が短い冬至は、太陽の角度も低く、夏至の時期と比べ日差しは入りにくいです。


ここでポイントとなるのが「夏の日当たりよりも冬の日当たり」に注目するという点。


建売などであれば、購入する前に見学会などを利用し、時間をずらして行けばある程度日当たりの良し悪しは確認できます。が、土地から家を購入される方の場合そうはいきませんし、季節ごとの日当たりを確認するとなると1年がかりになります。

そのような時は、土地の販売、また工務店の方に冬場の日当たりについて聞いてみましょう。

また、周囲に家を建てて住んでいる方がいれば、ぜひ工務店の方を通して「日当たりの良さを聞きたい」と依頼してみてください。



また、日当たりは季節だけではなく、時間帯によって周囲の立地条件(建物などの有無)も左右することがあります。

土地から購入を考えている方は、朝と昼、夜と時間帯を変えて現地の日当たりをぜひ確認してください。

太陽の角度が低い冬場は特に、周りの建物や植物が日陰を作ってしまうことも少なくありません。


・周りに日を遮ってしまう高い建物がないか確認すること

・隣接する家の陰になってしまう部分を時間帯を変えて確認すること

をおすすめします。


どうしても土地を選ぶとき、価格や立地条件、利便性が重要視されがちです。が、いざ家を建ててみて「日当たりも考えておけばよかった」と不満を感じている方がいるのも事実。


日当たりの良い土地を選ぶこと、それでも日差しが届きにくい部屋については前回の「部屋の日当たりと明るさの考え方」でご紹介した工夫を取り入れ、明るい家造りにお役立てください。


ホームズでは、家造りの基本となる土地探しからお客様と一緒に行っています。