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2023.06.23

住宅ローンは何歳までに返済しますか?

【住宅ローンは何歳までに返済しますか?】 



数十年前は定年といえば55歳でした。



しかしこれからは

60歳未満の定年禁止、

65歳までの定年延長による雇用の確保だけでなく

定年制の廃止や70歳までの定年引上げなど、

高齢になっても働くことが求められています。



住宅ローンの返済計画を立てる時、

定年までに完済することを目標にする方は多いものです。



定年の概念が変わると

返済計画にも影響があるのでしょうか?




◆ 精神的な負担!


住宅ローンの返済期間を

30~35年の長期に設定すれば月々の返済負担を軽減できます。



しかし、

40歳で35年ローンなら完済は75歳。



ずっと健康に働けるなら大丈夫かもしれませんが、

その年齢までローンを

抱えるのは精神的な負担が大きそうです。



実際、若い世代でも、

住宅ローンのプレッシャーが原因で賃貸暮らしを選ぶ方もいます。



住宅ローン契約後も、

プレッシャーや不安に悩む方もいます。




◆60歳を目安にするなら!


家づくりする方の中には、

漠然とした憧れはあるものの、

なかなか決断できなかった方もいるとか。



しかし、

30年ローンを組むなら30歳までに動く必要があります。



60歳までの返済計画を立てる場合、

家づくりを先延ばしにするほど

返済期間が短くなるので、

 

月々の返済額を増やすか予算を減らすか、

どちらかを選択することになります。





◆無理の無い計画を!


子育て中だと、

「子どもを伸び伸びと育てるなら広さは欠かせないよね」


と思いがちです。



しかし、

それは子どもが巣立つまでの期間限定。



子育て終了後に


「広すぎて手に余る」


「ガランとして寂しい」


と嘆く方もいることを踏まえると、

数十年後の暮らしまで想像して検討した方が良さそうです。

 




みなさん、

広さの分だけ建築費用も維持費も増えます。



伸び伸びとした生活を楽しむには、

防音性の追求や間取りの工夫など、

広さ以外の方法もあります。



予算を増やすために無理をするより、

限られた予算を有効に活用する方が

老後の負担を減らせます。



担当者の知識を存分に提供してもらいながら、

無理の無い計画を立てましょう!





◆ 減収を前提に!


日本労働組合総連合会の調査によると、

60歳以降も働くシニアの

『仕事満足度』は70.3%ですが、

『賃金満足度』は、わずか44.0%だとか...



定年制の変更に伴い、

今後の賃金満足度は向上するかもしれませんが、

60歳以降に収入が減ることを前提とした

資金計画を立てた方が不安も減らせそうですね!

 




ご参考にしていただければ幸いです。

 

 

ご家族のために!