体感温度と湿気
湿気が抱える熱の潜熱は、気体から液体に、液体から気体に状態変化を起こすことで顕熱に変わります。このメカニズムを活用したのがエアコンの冷暖房システムなのです。
潜熱が顕熱にならなければ、私達は暑いとか寒いとかの感覚に至らないのです。しかし、潜熱が無いという事は、空気が乾燥している状態ですから、私達の身体から水分が蒸発し易くなります。この蒸発する際に体温を奪うために涼しく感じる様になります。
冬期間の北海道の相対湿度はほとんどが90%くらいに及びます。しかし、本州の相対湿度は30%前後まで低下します。ここで、あえて湿度の頭に「相対」を付けたのは、相対湿度の他に「絶対湿度」を使い分ける必要があるからです。
(以上 ファース本部より転載)
松本徳吉